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『地域も元気!世界も元気!』 団体活動インタビュー

世田谷区 生活文化部 文化・国際課<後編>

<お話をうかがった方>

世田谷区 生活文化部 文化・国際課 国際担当

係長 山本 恵造さん(写真中央)、久米 里沙さん(写真右)、岸部 美鈴さん(写真左)

世田谷区

足元である地域を見れば、つながるきっかけが生まれる

(山本さん)

地域のNGOやNPOとのつながりは、まだまだ「協力」とまではいっていないのが現状です。世田谷区にもNGOやNPOはいろいろとあるので、助成団体募集など何かあるときには各団体に声かけはしています。ただし、そのNGOが既に行っている海外での事業に対して助成がほしいというものが多く、世田谷という地域での活動につながる提案はあまりありません。

NGOも地域ともうちょっと関わってくれたら、自治体との関わり方はいくらでもあると思います。

(久米さん)

グローバルフェスタJAPAN2010にも3人で行ったのですが、こんなにいろんな団体があるんだなと驚きました。しかし、国際支援をしている団体が見ているのは、外、海外のみだという印象を受けました。

足元である地域をもっと見てくれれば、自治体とつながるきっかけが見つかるかもしれないなと思います。

グローバルフェスタJapan2010 の会場で、地雷探査の体験をしている久米さん

グローバルフェスタJapan2010 の会場で、地雷探査の体験をしている久米さん

(山本さん)

いきなり海外で一緒に事業を行うとなるとハードルが高いが、国内において子どもの事業、環境の事業など違う視点で入っていただけると、行政もNGOやNPOとつながりやすいのではないでしょうか。あまり、「国際」という言葉にとらわれない方がいいかもしれませんね。

今後行いたいこと

(岸部さん)

今の姉妹都市交流を継続して行っていくことです。そして、外国人支援を行っている団体とのつながりを今後作っていきたいと思います。

この職場に異動してきて初めて国際協力の団体などを知ったので、そのようなことにも興味を持ち続けていきたいです。そして、自分でできる小さな国際貢献を行っていきたいです。一人の力は小さいけれども、できることはあると思うので、それを続けていきたいと考えています。

(久米さん)

姉妹都市交流としてできることは限られていますが、一部の人たちだけで交流するだけではなく、もっと多くの人に知ってもらうために、オープンな交流のやり方などを考えていきたいと思います。そして、地域の外国人向けの施策としては、その地域のコミュニティーパーソンなどの把握をして、その人と協力していろいろとできるようになればいいかなあと思います。

(山本さん)

昨年度から始まった世田谷⇔世界交流プロジェクトは国際平和交流基金を活用した事業ですが、世田谷区内で実施することが条件です。

最近は様々な団体の情報を集めたり、相談所を作ったり、「世田谷には国際交流協会はないが、自分たちがその役割を担っていこう」という人たちもでてきて、面白い展開になってきました。

今は、自治体がまだまだ地域の外国人についての情報をあまりつかめていない現状がありますが、こういった人たちが活動することで、在住外国人に関する情報やニーズが集まってきます。そこから、そのニーズに対して「自治体として何ができるのか」という施策につなげていきたいと思います。

(インタビュー日時 2010.10.19)

<インタビューを終えて>

自治体とNGO/NPOの連携について、「もっと足元の地域を見る」「切り口を変える」など、様々なヒントを頂くことができました。「国際」的な活動をしているNGO/NPOであれば、興味や視点が海外を向いているのは当然ともいえます。しかし、もっと日本の地域に目を向けて、地域との関わりを深めていくことも大切だなと感じました。

<インタビュアー>

市民国際プラザ(JANICより派遣)
田月 千尋

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