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『地域も元気!世界も元気!』 団体活動インタビュー

公益財団法人 武蔵野市国際交流協会(MIA)

第3回目のインタビューは、武蔵野市国際交流協会です。

武蔵野市国際交流協会(以下、MIA)は、国際平和に寄与する開かれたまちづくりを目的として、市民主体の国際交流・協力の推進、在住外国人支援を行っている団体です。「生活・コミュニケーション支援」、「多文化共生の地域づくり」という柱のもとに活動を行っています。

武蔵野市国際交流協会(MIA)

<お話をうかがった方>

武蔵野市国際交流協会

コーディネーター 薦田 庸子さん

武蔵野市国際交流協会(MIA)

ボランティアに支えられている活動

MIAの大きな特徴は、ほとんどすべての事業がボランティアの活動によって支えられているところです。外国人の支援にあたっているのも、市民のボランティアの方々。市民のみなさんに、ボランティア活動を通じて外国人と交流を深め、意識を高めていただきたいという意味合いもあります。

現在、日本語学習支援のボランティアには約150名、多言語による相談のためのボランティアには約50名(日本人、外国人含めて)が登録しています。最近は外国人のボランティア登録も増えてきています。

『留学生』むさしのファミリープログラム

MIAには、『留学生』むさしのファミリープログラムという事業があります。交流を希望している留学生とファミリーを紹介し、お互いの都合に合わせて月に1回程度家に招いたり、外に出かけたりして約1年間交流するプログラムです。

武蔵野市には大学も多く、留学生もいろんな国から来ているため文化の違いも様々です。文化の違いにファミリーが戸惑ったりすることもあるため、その相談にのることもよくあります。また、留学生は日本に慣れてくると友達が増え世界が広がるので、中には友達との約束で忙しくなってファミリーとの交流回数が減ってしまう、ということもあるようです。

しかし、ファミリーも留学生も文化の違いを越えて交流できるため、留学生の参加申込は毎年100名程あるなど、とても人気のあるプログラムです。

地域の外国にルーツをもつ子どもたちのために

日本語ができない外国にルーツを持つ子どもたちにとって、高校に進学することは大きな壁となっています。そのサポートのため、「CCS世界の子どもと手をつなぐ学生の会」や、「多文化共生センター東京」など地域の団体と一緒に高校進学ガイダンスを実施しています。

地域のNGO・NPOと連携する場合は、それぞれの団体ができることを協力して行っていますが、例えば私達は会場の提供、広報、通訳ボランティアの派遣などで協力しています。

武蔵野市国際交流協会(MIA)

日本語を母語としない親子のための高校進学ガイダンスの相談ブースの様子

「協働型」の授業づくりを目指す教員ワークショップ

また、毎年夏に行われる教員ワークショップでは、教員や地域の国際協力NGOと連携してその運営を行っています。教員ワークショップは東京都の教員を対象に行っているものですが、教員自らが運営にも携わることで、教員が必要としていることを把握し、よりよく伝わる方法で進めることができます。

また、(特活)ACTIONや(特活)シャプラニール=市民による海外協力の会、ピナツボ復興むさしのネット(ピナット)などの国際協力NGOと一緒に分科会の内容を考えるなど、「協働型」の授業づくりを目指しています。

その他にも、武蔵野市教育委員会が主催する土曜学校「世界を知る会」では、地域のNGOや教員と協働でプログラムづくりを行っています。また、むさしの国際交流まつりでもたくさんのNGO・NPOに出展して頂くなど、さまざまな場面で地域の団体と連携しています。

それぞれの得意分野を活かす

NGO・NPOはその地域において「人と人をつないでいく」「人の理解を得て、街をつくっていく」という専門性を持っています。そして国際交流協会は、自治体や教育委員会など行政側の理解を得やすいという利点を持っていると思います。

NGO・NPOの活動には若い方がたくさん参加しているかと思いますが、地域の国際交流協会と一緒になって事業を行うことで、余裕のある年配の方々を巻き込んでいくこともできます。

ただ、私達の場合は「一緒にやる!」と構えて協働しているというよりも、自然と一緒にやっている…という状態です。私達のベースはこの武蔵野市なので、そのまちづくりを進めていく中でNGO・NPOに関わってもらっています。

武蔵野市国際交流協会(MIA)

むさしの国際交流まつり2010で地域のNGOなどと協力してそれぞれの活動の写真展示を実施

オフィス紹介

オフィス風景

<インタビューを終えて>

武蔵野市国際交流協会は、市民や教員、NGO・NPOなど地域にあるリソースをうまく巻き込み、事業を行っている印象を受けました。オフィスの写真をみてわかるとおり、職員の方はオフィスでじっとしているのではなく、どんどん地域に出かけている様子でした。(インタビューをした薦田さんも、インタビュー後すぐ外に出かけていました!)地域に溶け込み、幅広いネットワークがあるのは、まさにその努力の賜物だなと感じました。

<インタビュアー>

市民国際プラザ(JANICより派遣)
田月 千尋

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