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『地域も元気!世界も元気!』 団体活動インタビュー

横須賀市 政策推進部 国際交流課<前編>

第10回目のインタビューは、横須賀市政策推進部国際交流課です。

横須賀市は神奈川県三浦半島の中心部にあり、ペリー来航以来「開国のまち」として、また軍港都市としても発展してきました。このように国際色豊かな横須賀市が、NGO/NPOとの協働で国際協力の一つとして取り組むフェアトレード事業についてお話を伺いました。

<お話をうかがった方>

横須賀市 政策推進部 国際交流課上席課長 松本 義弘さん 

横須賀市 政策推進部 国際交流課

(写真:左 青木さん、右 松本さん)

横須賀市の取組みについて

横須賀市政策推進部国際交流課が実施している事業は大きく分けて3つあります。1つ目は、年に4回開催する国際式典の事業です。国際式典を通じて、史実に基づいた横須賀市の魅力、競争力といった「ブランド力」を市民のみなさんに共有していただく機会となるよう努めています。

2つ目は、外国人の生活支援事業です。この事業は横須賀国際交流協会に委託し、日本に住む外国人の生活相談や日本語教育などを行っています。

3つ目は、多文化共生事業であり、その中でフェアトレードによる国際協力の啓発も行っています。

国際協力:フェアトレードへの取組み

横須賀市では、「一杯のコーヒーで国際協力を!」をキャッチフレーズに国際協力、環境保護、平和推進の視点からフェアトレードの啓発を行っています

横須賀市がフェアトレードの啓発を始めたきっかけは、2つあります。1つは、横須賀市と委託事業で繋がりが強い横須賀国際交流協会が自主事業としてフェアトレードコーヒーの販売を始めたことです。市としても、フェアトレードの勉強を始める第一歩となりました。

もう1つは、2008年に開催された「かながわ自治体の国際政策研究会」です。この研究会で、「フェアトレードは参加型の平和学である」と学んだことをきっかけに、国際交流課として何ができるかを考え、フェアトレードの啓発を行うことにしました。

国際協力の一つの切り口であるフェアトレード事業を実施するには、事業を行う自治体職員、NGO/NPOスタッフ、ボランティアのみなさんがフェアトレードをしっかり理解することが必要です。日頃から、外国人支援や外国人市民の地域コミュニティへの参加促進など、日本人市民も外国人市民もお互いに顔の見える関係を築き、安心・安全・快適な生活に繋がるよう多文化共生事業を進めています。それを国のレベル、世界のレベルで考えると、生産者と消費者間の公正な貿易を行うフェアトレードにも共通した価値観を見つけることができます。

そうした意味で、国際協力を進めるためには「地域コミュニティと外国人市民との関わり」に携わる各地方自治体やNGO/NPOのみなさんが共通認識を持ち、お互いの強みを活かせる関係を築いて継続的に取り組んでいくことが大切だと思います。

横須賀市

国際式典のレセプションにて、フェアトレードコーヒーを提供

フェアトレード事業を継続する上で大切なこと

フェアトレード事業では、地域の横須賀国際交流協会と共に、NGOネパリ・バザーロとも協力しています。NGOネパリ・バザーロは、フェアトレード事業を通じてネパールの貧困問題を解決するため現地の仕事づくりに取り組んでいる団体です。横須賀国際交流協会とNGOネパリ・バザーロとの連携で事業を継続して行っていくには、双方の間で「Win-Win」の関係が成り立ち、採算がとれることが重要です。フェアトレードが横須賀国際交流協会の自主事業としてしっかり成り立ち、他の国際交流協会も取り組める事業になるようにアドバイスを行っています。

<インタビュアー>

市民国際プラザ(JANICより出向)

塚原 真琴

後編をご覧ください。

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