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『地域も元気!世界も元気!』 団体活動インタビュー

大和市・(公財)大和市国際化協会 インタビュー<後編>

16回目のインタビューは、大和市と(公財)大和市国際化協会です。

<お話をうかがった方>

大和市役所 文化スポーツ部 国際・男女共同参画課

船越 英一さん(写真左)、原田 和徳さん(写真右)

公益財団法人 大和市国際化協会 小西 永里子さん(写真中央)

大和市国際化協会

(特活)日本ペルー共生協会との協働を始める前は、特に何か繋がりはありましたか?

実際に協働事業を行う前から、(特活)日本ペルー共生協会は国の委託事業などで日本語の補習事業やプレスクールを行っていました。団体代表の方とは以前から会議などでも面識があったので、ご相談をいただいた際、協働を始めやすい状況だったと思います。

日本語ボランティアの高齢化についてどのような対策を検討していらっしゃいますか?

もともとボランティアとして活動して下さっている方は、定年後に時間ができたから関わって下さっている方が多くいらっしゃいます。また、大和市には大学がないこともあり、若い層の参加を求めることが難しく、例えば、夏休み期間を利用しての外国につながる子どもたちのための教室にも、なかなかボランティアが集まりにくいのが現状です。これから若い層の方々との繋がりも作っていきたいですし、若い層の参加を促すのに、NPOと連携していくこともポイントになってくると思います。今後は、ボランティア入門セミナーなども充実させていきたいと考えています。また、2011年から行っている韓国光明(くぁんみょん)市(し)との青少年交流事業で、大和市から参加した中高生が、帰国後も交流イベントに積極的に参加してくれているので、今後も継続的に参加してくれるように働きかけていきたいと思っています。

ボランティアの方は日本国籍の方が多いですか?

翻訳・通訳ボランティアの方には、外国籍の方も多くいらっしゃいます。クロスカルチャーセミナーという文化紹介のセミナーでは、外国人の方にボランティアで講師をしていただいています。また、日本語・学習支援のボランティアの中にも、長く日本に住んでいる外国籍の方がいらっしゃいます。ただ、外国籍のメンバーの場合、特定の人が活動しており、新しい人材の発掘や育成ができていないことは今後の課題です。もっと多くの外国人の方々に担い手として参加いただけるように、外国人ボランティアを増やしていきたいと考えています。

大和市国際化協会

クロスカルチャーセミナーの様子

「外国人市民で作る活動グループへの運営支援」とは?

(公財)大和市国際化協会では、2つの活動目的(公益目的事業)のうちの1つに「外国人の自立と社会参加を進めること」を掲げており、この点を重視して取組んでいます。公益財団法人に移行した際に、“助けられる外国人”だけではなく、“地域の担い手としての外国人”をどのように育成していくかについて話し合い、活動目的に取り入れました。外国人が当事者としてできることを積極的に行っていける環境を作っていこうという意識を、職員間で共有して業務に取り組んでいます。

また、私たちだけではできることには限界がありますが、外国人の方々の力を借りることで行えることの幅が広がっていくと期待しています。

(公財)大和市国際化協会や他の部局との連携は?

大和市と(公財)大和市国際化協会は、事務所が近いこともあり、ほぼ毎日のように業務を通してコミュニケーションをとっています。それに、国際化協会の職員である通訳員が、市役所の窓口や市立病院での通訳を担っているので、外国人市民が抱える色々な課題を解決するために市役所と連携しています。また、子どもたちへの学習支援の場面では、学校現場で活動していることもあり、学校や教育委員会とも密にコミュニケーションをとっています。防災関係では、危機管理課が行っている総合防災訓練の中で、外国人住民対象の啓発を行っています。

NPOとの協働について

大和市とNPOとの協働は、平成14年に「新しい公共を創造する市民活動推進条例」を策定し、これを拠り所として事業を展開してきた中で行ってきました。NPOからの提案事業も多数あり、行政の各担当と調整しながら事業を推進しています。NPOの持っている専門性と行政が持っている公平性などを活かすことで、協働がうまくいっているのではないかと思います。双方でのメリットが感じられるからこそ、事業が進むこともあり、更に協働事業終了後の事業展開をどうするかも検討課題となっています。

NPOと協働する上で必要なこととは

協働する上では、お互いのことをよく知り、信頼することが重要であると感じます。NPOにとっての自治体と協働するメリットの例として、定期的に同じ場所を確保できることや多少金銭面での余裕ができ(市が事業費の一部を負担)、活動を充実させることができるようになることは大きいと思います。

今後、協働を行う上でのポイントとしては、事業を行う上で互いの役割分担を明確にし、そのために、相互で頻繁にコミュニケーションをとることが大切だと思います。 お互いの信頼関係を築くことが一番のポイントです。

大和市国際化協会    大和市国際化協会

訪問させていただいた大和市役所と(公財)大和市国際化協会

<インタビューを終えて>

大和市や(公財)大和市国際化協会では事業を行う上で、外国人の方々の声を積極的に取り入れ、外国人の方々が参加しやすいよう工夫されていることがとても多いと感じました。また、自治体、国際交流協会、NPOそれぞれが持つ強みを活かし事業を推進して行くことや日頃から各部署とコミュニケーションを取ることの大切さを改めて教えていただきました。大変貴重なお話をありがとうございました。

<インタビュアー>

市民国際プラザ(JANICより派遣) 塚原 真琴

自治体国際化協会 多文化共生課 湊 慎一郎

前編

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