市民国際プラザ

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 70カ国の外国人が暮らすまち神奈川県 大和市

『多言語市民サポーター制度』認定バッジの配布を開始

大和市、大和市国際化協会 インタビュー

 今回は大和市役所 文化スポーツ部国際・男女共同参画課 係長 折笠さん、主事 水尾さん、
大和市国際化協会 石川さんにインタビューを行いました。
大和市には70カ国の外国人が暮らし、『いちょう団地』など多文化共生が息づくまちです。

      
      
インタビューの様子      大和市国際化協会資料展示/相談コーナー        


◆大和市の国際化が進展した背景

 201571日現在、大和市の在住外国人数は5,738人で、中国、韓国、フィリピン、
ペルー、ベトナムを始めとした
70カ国の外国人が居住しており、国籍の多様性が特徴
的です。大和市には米軍厚木基地があることに加えて、
19802月から1998年まで
大和定住促進センターが設置されていたことから、インドシナ難民(ベトナム、ラオス、
カンボジア)の受入が積極的に行われていました。これらの難民の方々を地域や学校が
受け入れようと、地域レベルの国際交流が盛んになったことが、多様な国籍の外国人の
定住化に繋がったと考えられています。


◆大和市の国際交流、多文化共生への取組み

19947月に(公財)大和市国際化協会が設立され、地域の国際化を推進する事業を
実施しています。

外国人市民からの相談数は増加傾向にあり、相談内容も市役所などでの手続きに限ら
ず、就学、進学、就職、など多様化・複雑化しています。大和市では、外国語通訳員
(英語、スペイン語、ベトナム語、タガログ語、中国語の
5言語)を配置して外国人市民
からの相談に対応しています。また、ボランティアの協力を得て、公的な証明書の翻訳や
公共施設での通訳、小・中学校での日本語・学習支援なども行われています。

ボランティア登録数(2015331日時点)

 

通訳・翻訳ボランティア

182

日本語・学習支援ボランティア

99

事業ボランティア

33

クロスカルチャーセミナーボランティア

12

(出典:公益財団法人大和市国際化協会 資料より)

 

◆今年度の目標・新規事業

今年度は、災害時に市民同士で助け合えるように、1回の総合防災訓練にとどまらず、
日頃から外国人市民と地域のネットワーク作りを継続的に行うことを目標としています。

また今年度の新規事業として、『多言語市民サポーター』(登録制)による外国人支援
を開始しました。この事業では、外国語の話せる市民に対して市から多言語認定バッジを
配布し、外国人がバッジをつけたサポーターに気軽に話しかけることのできる環境づくり
を目指しています。

『多言語市民サポーター』は、市内在住の外国人市民や大和市を訪れた外国人が、
日常生活や市内各所で何か困ったことがあった際に、それぞれが対応可能な言語
を使い意思の疎通を図り、その解決を支援します。
ホテルで実施されているサービス
をヒントに、この取組みを始めました。登録条件は、
市内在住・在勤・在学・在活動者
であることで、
初回の登録会では、英語28人、中国語10人、スペイン語5人、ドイツ語・
フラン語各
2人、イタリア語・ポルトガル語・インドネシア語・台湾語・ロシア語各1
(複数言語認定者あり・延べ52人)がサポーターの認定を受けました。

                                  

            
         多言語市民サポーターの認定バッジ

※現在は、英語、中国語、スペイン語で「手助けが必要ですか」と記された3種類のバッジを製作しています。


NPOとの協働事業

 NPOとの協働事業として、NPO法人かながわ難民定住援助会と、AEDの使い方や自転車
の安全な乗り方、地震対策、ごみのリサイクルなど「生活に役立つ日本語の読み書きを学ぶ
『つるま読み書きの部屋」』」を開催しています。外国人市民への有効な情報伝達手段とな
っており、手ごたえを感じています。また、
AJAPE(日本ペルー共生協会)と就学前の児童
を対象としたプレスクール事業を実施しており、学校生活に必要な日本語指導をはじめ、交通
ルール等の安全面、数字学習、歌の学習支援を実施しています。保護者に対しても、日本の
学校の教育制度や行事の説明などを行っています。


◆今後の取り組み

大和市では、「大和市多文化共生会議」を設置し、同じ地域に暮らす外国人市民と日本人
市民が共生できる地域づくりのための必要な取り組みを検討しています。第
3期大和市多文化
共生会議では、「災害時の対策を軸とした多文化がつながるネットワークづくり」をテーマに
掲げ、災害時における外国人市民支援策をどのように具体化していくか、また、災害時通訳・
翻訳ボランティアのあり方、災害多言語支援センター設置運営訓練の実施、他セクターとの
連携等について考えていきます。



『いちょう団地』のご紹介

『多文化が生きるまち』いちょう団地を見学しました。大和市と横浜市に跨る神奈川県営いちょう団地は、 県内最大の公営住宅で東京ドーム6個分に相当する広さを持ちます。中国、タイ、ベトナム、カンボジア、ラオス など東南アジア系やブラジル、ペルーなど南米系の住民が多く、住人の国籍は24カ国に渡り、見学に伺った際に もランドセルを背負った多くの外国人児童とすれ違いました。公立小学校の児童数の約7割が外国人という、 インターナショナルスクールを彷彿とさせる教育環境がメディアでも取上げられています。

 
   
  いちょう団地                団地内の案内標識(6カ国語標記)   

    
『住まいのルールを守りましょう』 掲示板には多文化コミュニティの      団地内には多国籍食料品店
6カ国語標記            お知らせが貼ってありました。
       がありました。
 


 

 

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