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『地域も元気!世界も元気!』 団体活動インタビュー

(特活)ジーエルエム・インスティチュート<前編>

<お話をうかがったスタッフの方>

代表理事 西野桂子さん(写真右から2番目)、事務局主任 河辺亮輔さん(写真右から3番目)、インターン 伊藤圭さん(写真左から3番目)、富松愛加さん(写真一番左)

代表理事 西野桂子さん(写真右から2番目)、事務局主任 河辺亮輔さん(写真右から3番目)、インターン 伊藤圭さん(写真左から3番目)、富松愛加さん(写真一番左)

河辺さんからのメッセージ

「まだまだ小さな団体なので、まずは少しでも多くの方に名前を知っていただけると嬉しいです。」

フォリピンやベトナムで現地に根付いた開発援助を行いながら、日本の若手人材育成に取り組むジーエルエム・インスティチュート(以下GLMi)。先日行われたグローバルフェスタで、事務局主任の河辺亮輔さんを中心に、代表理事の西野桂子さんとインターン伊藤圭さんと富松愛加さんの4名の方にお話を伺いました。

国際協力の専門家集団が設立した団体

GLMiの立ち上げメンバーは、元々グローバルリンクマネージメント株式会社という社会開発を専門とするコンサルティング会社の社員や、元国連職員の方たちだったそうです。国連やNGO、またはJICAなどで働いた経験のある社員の中で、自分たちの経験や専門性を生かして日本の若い人たちが国際協力に関わるきっかけをつくりたいという思いをもつメンバーが集まって、GLMiが設立されました。

森と暮らす人のために

開発援助プロジェクトのひとつとして、フィリピンでの住民参加型森林管理プロジェクトがあります。

フィリピンはヌエバ・ビスカヤ州では違法伐採や焼き畑が横行し、一方で適切な森林管理が行われてこなかったことから、森林の荒廃、土壌流出や洪水など、環境劣化が深刻になっていました。そこで、GLMiでは、「森とともに暮らしている人々が、いかに森を守りながら暮らせるか」をテーマに、住民を中心とした持続可能な農業・森林管理技術の普及を始めました。

焼畑で焼かれる森

焼畑で焼かれる森

「日本人を見るのは戦争以来」と言われたスタートから

「持続可能な農業」とはいっても、普及させるためには、村の人たちが負担なくずっと続けていけるような農法と環境管理の技術が必要です。そこでGLMiでは伝統農法を取り入れて、モデル農場を運営してそのやり方や効果を伝えていきました。

最初は「日本人を見るのは戦争以来だ」と警戒していた村の人たちも、地道に説明を重ね、活動を続けていくうちにだんだんと心を許してくれるようになり、今では持続可能な農法の実施を希望する農民が殺到、プロジェクトの成果発表会で百人を超える農民の方々が集まって、自信を持ってプロジェクトを通して学んだことを話してくれるそうです。

農産物直売会で野菜を売るプロジェクト協力農民

農産物直売会「Eco Eco Day」で野菜を売るプロジェクト協力農民

開発援助プロジェクトと日本の人材育成の両立

GLMiでは、海外の開発途上国において支援プロジェクトを実施する一方で、日本の若者を対象に国際協力の人材育成にも力を入れています。

「国際協力塾」というセミナーを開催したり、大学と連携してインターン生を受け入れたり、国際協力分野でのキャリアカウンセリングを行なうなどしています。

「例えば前述のフィリピンのプロジェクトへ、若い途上国未経験者をフィールド・アシスタントとして派遣するなど、開発援助プロジェクトを人材育成の場としても機能させ、両立させているのがGLMiの活動の特徴です」と河辺さんは教えてくれました。

国際協力塾 熱心にで時スカッションする参加者の方

国際協力塾 熱心にディスカッションする参加者の方

フィリピンでの合宿を通して伝えたいこと

短期の実践偏としては、海外で学ぶ「国際協力塾合宿」があります。2010年8月には13名の若者が7~12日間、フィリピンという慣れない環境の中プロジェクトに入り込み、英語でのインタビュー、ホームステイ、小学校訪問、植林体験などを行いました。

支援プロジェクト実施している村のひとつに行ったとき、川が増水して帰れなくなるというアクシデントもありましたが、近隣の住民のご好意で家に泊めてもらい、そこからまた交流が生まれました。

「泊めてくれた農民の方が、『私たちは日本人から支援をしてもらっているが、私たちも、日本の皆さんに対してできることをしてあげたいんだ』と言ってくれたとき、思わず涙ぐんだ参加者もいました。様々な体験、多くの人との出会いを通じて、国際協力とは何か、持続可能な開発とは何かといった問いの答えを考えるきっかけになってくれれば良いと思います。」と河辺さんは話してくれました。

国際協力塾合宿 インタビューに挑戦

国際協力塾合宿 インタビューに挑戦

せっかく来たのだからしっかりと現実を見て帰ろう
ここで、その国際協力塾合宿へ参加した方の感想の一部をご紹介します。

【瀬沼亜沙子さん(青山学院大学2年)】

私がこのスタディーツアーに参加した理由は、自分を変えるためでした。私は、虫も苦手だし、ヤモリも大嫌いだったし、発展途上国に偏見も持っていました。 だから行く前も、正直乗り気じゃなくて、最初の3日間は本当に帰りたかったです。

でも、フィリピンの方々と触れ合っていくうちに、彼らの優しさに感動し、 彼らの「発展したい」という強い気持ちを、感じ取ることができました。だから私も、せっかく来たのだから弱音ばかり言ってないで、しっかりと現実を見て帰ろうと思いました。(〜中略)日本では絶対に経験できないようなこともたくさん経験することができました。私はこの経験を一生忘れることはないと思います。

山登り…ではなくモデル農場訪問

山登り…ではなくモデル農場訪問

<インタビューを終えて>

私も今学生なので、学生に対して多くのきっかけ作りをしてくださっている活動にとても興味がわきました。また、現地の方々と協力してプロジェクトを進めているのが伝わってきました。

(JANICユース 木村彩乃)

<インタビュアー>

国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)

広報チーム 権 智那

木村彩乃

続きは、後編をご覧ください。

※(特活)国際協力NGOセンター(JANIC) HPのNGOスタッフインタビューで紹介している記事を掲載しています。 

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