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『地域も元気!世界も元気!』 団体活動インタビュー

(特活)ヒューマンライツ・ナウ<後編>

<お話をうかがったスタッフの方>

事務局 浅井美絵さん

ヒューマンライツ・ナウ

はじまりは世界一周旅行

2009年からヒューマンライツ・ナウで活動をされている浅井さん。NGO世界に入ったきっかけはなんだったのか、伺いました。

「大学4年生の時に卒業旅行としてピースボートの「地球一周の船旅」に参加したんです。でも、出発した次の日に、9.11のテロが起きてしまって。どうなるかとも思ったんですが、訪問する国が一部変更しただけで船旅は続けることができました。行く先々の国で、アフガンへの空爆反対を訴えていたのですが、アテネでは戦争に反対するピースウォークを企画しました。参加者はピースボートの船から200〜300人で、現地の人達も飛び入りで一緒に歩いてくれました。すごい熱気でした。そのときは、もちろん戦争は止められなかったのですが、でもそれが20、30万人だったら、全世界で同じことが起きていたらもっと違っていたかも?と感じました。実は民間企業に内定もいただいていたのですが、この旅を終えた時に、もっと世界と繋がっていたいと思って、内定を断って、ピースボートでスタッフとして働き始めたのが、NGO職員になったきっかけです。」

民間企業へ転職

その後3年半、ピースボートでスタッフとして働いた後、民間企業に転職をしたと、浅井さんは教えてくれました。

「NGOを訪れて、関わってくれる人って、国際協力や社会問題にもともと関心がある人がほとんどで、そうではない民間企業で働いている人たちがどう考えているのかも知りたいと思ったんです。」 

そして、企業で働くかたわらボランティアとしてNGOの活動にも参加し続けていたそうです。

日本のNGOを支えたい

民間企業とNGOでのボランティア活動の二束のわらじを履いていた浅井さん。そんな時、知人が立ち上げメンバーの一人であるNGO、ヒューマンライツ・ナウがスタッフを募集することになりました。

「ずっと会社員とボランティアを両立していくこともできたけど、自分にはNGOでの活動に身を入れるほうが合っていると感じたんです。そして、意義のある活動をしているけれどまだ小さい日本のNGOの活動をサポートしたいと思っていたので、会社を辞めてヒューマンライツ・ナウのスタッフになりました。」

強いつながり

このようにスタッフとして働くようになった浅井さんに大変だったことを伺うと、「まだ設立して数年の団体なので、ゼロからしなければいけないことも多く、そこが大変ですね。たとえば、昨年企画したチャリティランも、最初から企画を立てて、コースを下見したり、Tシャツを発注したり、宣伝方法を考えたり、企業に協力をお願いしたり、初めてのことばかりでした。」

しかし、ゼロからだからこそ、協力してくれる企業や支えてくださる人との関係が近く、「協力してくださった方々や企業の皆さんと強いつながりをつくることができました。」と話してくださいました。

ヒューマンライツ・ナウ

「世界子どもの日」チャリティー5kmウォーク&ラン2010 ゴール!

NGOの発展に貢献したい

浅井さんに今後やりたいことを聞いてみました。

「私は、日本でもっとNGOの存在が大きくなっていってほしいと願っています。たとえば、生活している中で、知らないうちに国際協力の活動にかかわれてしまうくらいに。会社員時代にわかったことは、国際協力に関心がある人は意外と多いということ。だけどみんな、毎日の仕事に忙しいし、どこに行って何をすればいいのかわからない。そういう人達がもっと気軽に、楽しんで参加できるようにNGOが身近な存在になるといいですよね。そのために自分ができることも色々考えています」

震災の後で

「ちょうど日本も東日本大震災によって支援する気持ちが高まっているけれど、自分の中で何かやりたい、と思っている段階は点の状態なんですよね。この点が、同じ思いを持っている人や団体とつながって線になって、いろんな活動をしている団体がつながって面になって、初めて幅の広い支援ができるようになると思います。この面になった状態が一時のムーブメントではなくいかに今後も長く続いていくか、がとても大切だと思います。」

今回の震災では、国内だけでなく、海外からも沢山の協力を受けています。日本国内でのこれからの支援も、日本以外の国への支援に対しても、私たちがどうかかわっていくかを考えるきっかけとなるのではと浅井さんは話してくれました。

ヒューマンライツ・ナウ

青山学院大学で行なったインドの人権問題に関するシンポジウム

<インタビューを終えて>

大学を卒業して、NGO→民間企業→NGOという浅井さんの経歴に驚きましたが、色々な視点で社会を見た浅井さんが言った「NGOの存在は今後大きくなるだろう」という言葉には重みがあり、私もそんな社会が来ることを願い、自分にできることも探していきたいと思いました。

(JANICユース 権 智娜)

<インタビュアー>

国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)

広報チーム 権 智那

前編

※(特活)国際協力NGOセンター(JANIC) HPのNGOスタッフインタビューで紹介している記事を掲載しています。

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