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『地域も元気!世界も元気!』 団体活動インタビュー

(特活)アーユス仏教国際協力ネットワーク <前編>

<お話をうかがったスタッフの方>

アーユス仏教国際協力ネットワーク

写真右:事務局長 枝木美香さん (スタッフの岩見さん(左)、佐藤さん(中央)と一緒に)

枝木さんからのメッセージ

「私たちに寄せられるお金は、小規模ながらも、必要とされているところに届けられています。それは、紛争だったり、人権問題がある国や地域であったり、息苦しい環境で生きている人たちが少しでも安心して生きていけるような活動に活かされています。」

今回は、アーユス仏教国際ネットワークの活動について、事務局長の枝木さんにお話を伺いました。

仏教の精神に基づいて

アーユス仏教国際ネットワーク (以下アーユス) は、宗派を超えた僧侶が集まって、1993年に設立されました。設立の母体となったのは、東京の浄土宗僧侶たちです。カンボジアからの難民がタイ国境に逃れた時に何かをしなければいけないと思い、日本国内で募金活動を行って、現地に届けるという活動を約10年間続けました。また、その他にもユニセフや他の団体と協働して、ブータンに簡易保健所を作る活動も実施してきました。

しかし、僧侶はお寺の仕事があるため、現地での長期的な活動ができません。これまで続けてきた募金を現地に送る活動についても「お金だけ送ればよいのか。本当に活かされた形で支援するにはどうしたら良いだろうか」と考えるようになりました。

また、活動をしていく中で、浄土宗の僧侶だけでやることに限界も見えてきました。そこで、宗派を問わず、全国規模で活動を広げるためにアーユスを設立したのです。

宗派を超えて、NGOの支援を

アーユスは、発足以前からの僧侶達の経験があったため、現地のニーズ、人々の変化に常に気を配りながら活動することを大事にしていきたいと考えました。 そのため、自分たちは海外現地で直接活動することはできないけれど、すでに現地で活動するNGOにお金を託す事によって協力していこうと決意しました。

超宗派ということですが、「人と人とのつながりの中で生きていることは、仏教の教えであり、真理であると思います。そういう共通に持っているものを意識しながら活動しています。」と枝木さんは話してくれました。

アーユス仏教国際協力ネットワーク

カンボジアへのスタディツアー。スラムの子どもたちと一緒に記念撮影。(協力団体:SVA)

NGOと寺院という特殊性を活かして

現在の活動についてお話を伺いました。目指しているのは、「世界各地で不当な扱いを受けている人々が、私たちと同じように命のありがたさを享受できる社会を作ること」です。活動内容は、「NGOへの資金協力」と「寺院などへの教育交流活動」の大きく分けて2つあります。

一つ目の「NGOへの資金協力」の主立った活動として、毎年テーマを決めて募集を行い、選考したNGOの人件費を一部補助するものがあります。その団体が助成金などに頼らなくても自分たちの活動ができるような組織となることを目的に行っているそうです。また、人権や平和問題について関わっている団体の活動費の補助もしています。平和問題などをテーマにして活動している団体は、助成金が入りづらいということがあるためです。

二つ目の「寺院などへの教育交流活動」は、お寺を通してつながりのある人達へ向けての活動です。アーユスの会員の多くは寺院関係の人が多いので、寺院を通してNGOの情報を外に広げていくために、寺院で研修会を開いたり、イベントをサポートしたり、スタディツアーを実施したり、フェアトレードグッズを販売したりもしています。

アーユス仏教国際

お彼岸の時に開く青空市。有機野菜の販売を行っています。
(東京都新宿区経王寺。協力:日本国際ボランティアセンター)

<インタビュアー>

国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)総務チーム 木村彩乃

<編集協力>

国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)総務チーム 菊地崇浩

続きは、後編をご覧ください。

※(特活)国際協力NGOセンター(JANIC) HPのNGOスタッフインタビューで紹介している記事を掲載しています。

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