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『地域も元気!世界も元気!』 団体活動インタビュー

(公財)国際開発救援財団 <後編>

<お話をうかがったスタッフの方>

(公財)国際開発救援財団

広報啓発担当の古賀 裕美子さん(写真左)、海外事業チーム 前田 桂子さん(写真右)

きっかけはめぐりあわせ

現在、FIDRで海外事業チームに所属している前田さん。国際協力の仕事に携ったきっかけを聞いてみると、「その時その時のめぐりあわせです」という答えが返ってきました。

「絶対NGOがいい、というよりは色々あった中で、出会っておもしろそうだなと思ったのがきっかけですね。」

「人と人」の関係に気付く

これまでFIDRで海外事業に関わってきた前田さんは、現場でのやりがいについて話して下さいました。

「知らない土地へ行って、初めて会ういろいろな人と接する中では、もちろん緊張や怖さもあるし、スタッフとしても多くのチャレンジがあります。しかし、現場だからこそ、『見て』『聞いて』『感じる』ことができることが、海外事業担当の醍醐味のひとつです。」

(公財)国際開発救援財団

FIDRは、子どもたちの明るい笑顔があふれる地域づくりを目指している。

現場に行って大変だったことについて聞いてみると、

「あまり困ったことはなかった気がします。『ここはこういうところなのだ』という凝り固まった先入観を持たずに現場へ行くため、すべてが新しく、『食べ物や住むところも、そんなもんだ』と思うたちのようです。(笑)」と前田さん。

また、途上国で出会った人々の温かさにも助けられていたとおっしゃいました。

「現場で出会う人たちは、本当に優しいと言うか、すごく面倒見がいいんです。私の言葉が通じなくても誰かが理解してくれたりして。周りの人が色々教えてくれたり本当に親切にしてくれたりするので、いつも助けてもらっています。」

日々変化する現場

団体の今後について伺いました。

「世の中が変わっていっていく中で、FIDRとしても変わっていかなければならないことがあります。昨今の途上国の発展はめまぐるしく、農村の人たちの周りの環境も変化していています。例えば、作物をつくることだけでなく、外に売ることも考える必要が出てきたり、学校に行ける人が増えてくると、読み書きできる人とできない人とで選択肢の違いが顕著になったりしています。」

「ここ5年くらい、変化のスピードがものすごく速くて、私たちもそういう現実を見ながら、状況に応じた支援ができるように勉強をしていかなくてはいけないなと感じています。」

(公財)国際開発救援財団

体重測定の様子。カンボジア農村部では、いまだに栄養不良の子どもたちが多くいる。定期的な体重測定とお母さんの栄養や健康に関する知識を高める活動を行い、子どもが健やかに育つ環境づくりをしている。

困っている人を助けたい

広報担当の古賀さんにもご自身のお話を伺ってみました。

「私は学生時代、ボランティアとしてタイに行ったことがあって、当時タイでは、外車を乗り回している人もいる一方で、都市部からちょっと離れると、そこはスラム街だったというように途上国における格差の大きさを感じました。」

「その時から本当に困っている人のために働きたい、特に東南アジアの中でも比較的状況が悪いと言われているカンボジアやベトナムといった国に関わることができたらいいなと思っていました。」

その後、たまたまFIDRの求人と巡りあったのだそうです。

数字には出ないやりがい

古賀さんの広報担当としての仕事は、ニュースレター、年次報告書、ビデオ等の広報物の制作、ウェブサイトの管理、企業向けの活動報告会や開発教育の実施などが中心だそうです。また、業務のやりがいについて伺いました。

「報告会などで説明をした後の『FIDRの活動内容が良く分かってよかった。』という一言や、ウェブサイトやニュースレターの記事についてコメントをいただくことなど、数字には出せない、色々な方からのひとつひとつの反応をいただいた時に一番やりがいを感じます。今後も、支援者の方々へのご報告は勿論、多くの方にFIDRの活動と国際協力に興味を持っていただけるよう広報媒体の充実を図っていきたいです。」

(公財)国際開発救援財団

村の女性へ取材。(ベトナム)映像を通して、FIDRの現場での活動とその成果、また現地の人々の声を日本国内に伝える。

<インタビューを終えて>

前田さんの「巡り合わせでこの国際協力というフィールドに辿りついた」というお話を伺って、今はまだ、決めつけるよりもいろいろな分野を見て、多くの方のお話を聞いて、様々な視点から物事を考え、決められるようにしていきたいと思いました。

自分自身、NGOや国際協力というものが一つ身近に感じられるようになったと思います。あまり難しく考えずに、思いついた時に何かやってみるといいのかもしれないと感じました。(JANICユース 三浦)

今回、現場で主に活動されている前田さんと広報として日本で働かれている古賀さんの両方の立場から見て感じて考えた、FIDRや日本と世界を知ることができて、非常に興味深かったです。どちらにもやりがいがあり、大変なことがあり、どちらも同じように、誰かしら、現地の人や支援してくれている人に支えられているのだと感じました。

(JANICユース 権)

前編

※(特活)国際協力NGOセンター(JANIC) HPのNGOスタッフインタビューで紹介している記事を掲載しています。

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