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『地域も元気!世界も元気!』 団体活動インタビュー

(特活)国際ボランティアセンター山形 <後編>

<お話をうかがったスタッフの方>

(特活)国際ボランティアセンター山形

理事(国際理解教育)・事務局担当 阿部 眞理子さん(写真:2列目右から2番目)

[グローバルフェスタJAPAN2011にてIVYユースの学生の皆さんと]

「普通の専業主婦」だった阿部さん

今回お話を伺った阿部さんは、「もともと普通の専業主婦で、国際協力への興味も人並み程度」であったそうです。そんな阿部さんが、国際協力へ足を踏み入れるきっかけはなんだったのでしょう。

「『子育てをしながら中国語を勉強しない?』と、中国語を学校で教えていた同じ階に住む方から誘われ、子どもの幼稚園仲間のお母さんたちと共に中国語を習っていました。その教えていた方が、IVYで外国人支援の活動をされていたこと、また、別のIVYの方からフィリピン事業を手伝ってほしいと依頼を受けたのがきっかけです。IVYのような団体は外からではどういう団体なのかわからないのですが、日頃からお話を伺っていたので抵抗なく入ることが出来ました。」

国と国との関係が女性に及ぼす影響

しかし、実際にIVYの活動に関わってみると大変でした。はじめは日本からフィリピンへ戻らざるを得なかった女性たちの支援活動に関わったのですが、理事会で事業案が否決されるなど、上手くいかないことが多かったのだそうです。事業の立ち上げも大変だけれど、受益者の方への影響をしっかり考えた上で、事業を終えるのも大変だということもこの時学んだと教えていただきました。

しかし、フィリピンの事業ではマニラの低所得者層が住む地域で活動していたので、そこに住む人たちがどんなことを感じながら日々生活をしているのかを知ることが出来、その後の活動につながる大きな経験となったそうです。また、フィリピンと日本の国と国との経済的、歴史的な関係が、女性に及ぼす影響について考えさせられたと言います。

IVY  youthとのつながり

(特活)国際ボランティアセンター山形

IVYは、IVYyouth(※)との協働事業として、「地球子どもキャンプ」を毎年開催しています。環境問題を世界と自分のつながりから考えることを目的として、小学生とユースメンバーがリーダーとなり、3日間を過ごします。阿部さんはそのコーディネーターを務めています。

※IVYyouth(アイビーユース)は、東北での国際活動の活性化と、若者の経験の幅を広げることを目的に2010年4月に発足した組織です。東北各地の大学生を中心に、国際協力や国際理解教育、環境教育に興味を持つ若者40名程が集まり、活動を行っています。

(IVYホームページよりhttp://www.ivyivy.org/ivyyouth/ivyyouth-1.html)

家族の理解とサポートに支えた活動

1998年から長年IVYで活躍されている阿部さんですが、こうして活動を熱心に続けられる秘訣をお伺いしました。

「やはり家族の存在が大きいですね。土日はほとんど家にいませんし、泊まり込みの場合もありますから。家族の家事、子育ての協力や仕事への理解があってこそのIVYスタッフとしての活動です。周りでも結婚して活躍されている方は、家族の理解がある場合が多いですね。」

ふとしたきっかけから活動を始められ、温かい家族に支えられている阿部さんからは、人と人との繋がりを感じることが出来ました。

東北・若者への想い

「震災があって、東北がいろんな意味で非常に弱い地域であると思いました。」という阿部さん。東北で若い人たちが国際協力の活動に関わることによって、生活を充実させるような機会を作りたいと考えているのだそうです。

「世界の問題が日本に関係がないということは今やほとんどあり得ないわけです。ですから、常にその関係性の中で自分を見つめてほしいです。また、これから先、日本で国際協力がやりにくくなるのではと懸念しています。失業率が高まると、日本国内の問題に人々の関心が集中していくのではないかと。ですが、失業という問題一つ取っても、日本だけで解決しうる問題ではなくなっています。関係性の中で物事を捉えていくことが、今後益々大事ではないかと思います。偏った情報でなく、いろんな情報に接して判断していってほしいと思います。」

(特活)国際ボランティアセンター山形

IVYでは被災者支援活動も行っています。写真はキャッシュ・フォー・ワーク の様子。IVYでは被災者の再就職のため、被災者自身がガレキ撤去等を行うことで賃金を得る等の支援も行っている。(※2012年3月31日をもってこちらのプロジェクトは終了しました。)

<インタビューを終えて>

阿部さんのお話を通して改めて家族の素晴らしさを感じました。1人で生きているのではなく、家族1人1人と共に生きている。だからこそ、家族の理解や協力が人生の中で大切なものになっていくのだと実感しました。人との繋がりに対して、今後はより感謝して生きていきたいと思います。

インタビュアー

国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)

代表 大沼智久

副代表 木村彩乃

インタビュー前編

※(特活)国際協力NGOセンター(JANIC) HPのNGOスタッフインタビューで紹介している記事を掲載しています。 

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