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『地域も元気!世界も元気!』団体活動インタビュー!

(特活)2050 <前編>

<お話をうかがったスタッフの方>

(特活)2050

(特活)2050理事長 北谷 勝秀さん

北谷さんからのメッセージ

「今まで女性は男性の考えを押し付けられていることが多かったです。男性と女性は、それぞれの世界感を持っています。皆で女性のためにイニシアティブを持ってお互いを育てていきましょう。」

地球と人類のあり方について皆で考え、行動をおこし、平和で安心して住める地球を未来の子どもたちに引き継いでいくことを目的としたNGO・NPO「2050」(以下2050)。

今回は理事長の北谷勝秀さんと、理事であり奥様である北谷昭子さんにお話を伺いました。

2050年までに

21世紀の人類に突きつけられている問題は数多くあります。2050は現代の大きな問題である大気温暖化と貧困に焦点を当て、活動を行っています。

「世界の人口は今後100億人を超えると予測されていますが、それで地球は子どもや孫の世代までもつのでしょうか。環境も貧困問題も、先進国の私たちが世界をめちゃくちゃにしてきたのだから、私たち自身でこの世の中を少しでもきれいにして次の世代の人たちに渡そう、そういう思いで活動を始めました。」と北谷さんは設立の理由を教えてくれました。

2050という団体名は、「2050年までに皆で意識を変え、地球をきれいにしよう」という思いでつけた名前だそうです。

今まで疎外されてきた貧困家庭の女性

「実は、途上国の貧困家庭では、女の人は子どもを産むためだけの存在としか考えられていないのが現状です。女性に自分の意思や生き方は求められないのです。」と北谷さんは悲しい現実を教えてくれました。女の人は水汲みや薪拾い、炊事をしていれば良いという考え方が主流になっているのだそうです。

「これを打破するのには、私は教育しかないと考えました。」と北谷さん。現在世界では学校へ行きたくても行けない子どもが約1億1千万人いますが、その多くが女の人だそうです。

(特活)2050

フィリッピン・パラワン島におけるエリ蚕飼育。教育の次に必要なのが現金収入の途。

女性に教育の機会を

「今まで、酷い目を見てきたのは女性であり、女性は機会を与えられなければいけません。読み書きができないと自分が何を言っているのか、何を言われているのか全然わからない訳ですから。」と北谷さん。

2050では、途上国の女性が教育を受けられる機会を提供するために、奨学金制度を設けています。一般に「奨学金」とは、成績優秀な子どもを対象にしたものが多いですが、2050では学校へ行きたくても行けない女の子たちを支援しています。この制度で学校に通うことができ、教師や看護師になった子どもが何人もいるそうです。北谷さんご夫婦は子どもたちが大きくなった後も会いに現地に足を運んでいます。

(特活)2050

中国貴州省都猿s河陽郷の奨学生たち

政府との連携

現在、奨学金制度の対象としているのが、中国の山岳地域の少数民族の子女です。

まずは、村の中でも貧しくて小学校へさえ行かせてもらっていない子どもを支援しています。

しかし、その子どもたちが中学校にあがるときに、大きなハードルがあります。中学校になると大抵の子どもたちは自分の住んでいる村を出て、下宿して町の中学校へ通うことが多く、下宿代がなくては学校に行けないのです。

2050では、中国の政府へ協力を要請し、その下宿費用の折半を申し出ました。交渉は上手くいき、2050と中国政府が均等に出資して、80名もの子どもたちが学校へ行くことができています。

しかし、国によって状況が異なるため、政府との連携はいつも上手くいく訳ではありません。

「お金に余裕のない国は、私たちがお金を与えるだけの形になってしまいます。その国が自分たちで貧困や教育問題を解決していくためにはどうすればいいか、問題提起をしていくことが私たちの使命だと思い、実行しています。」

(特活)2050

貴州省は山また山。少数民族が散らばって住んでいる所。

命を大切に

地球と人類のあり方について皆で考え行動することを目的としている2050。理事長の北谷さんは「命というものは一番大切にしなくてはならないと思っています。本当に子や孫の命を全うしようと思ったら放射能を吐き出すようなものは周りにおかないと思いますし、そのためには生活はいくらか不自由になってもいいのではないでしょうか。今世界人口は70億人になっています。2050年には90億人になってしまいます。これからも開発、環境、命という面で問題提起をしていきたいです。」と語ってくださいました。

<インタビューを終えて>

63歳で団体の立ち上げをされて、現在80歳の北谷さんの活力に圧倒されました。とてもフットワークが軽く、いろんなことを経験しながらいつまでも成長し続ける北谷さんのようにいきていけたらいいなと感じました。ご協力ありがとうございました。

(JANICユース 代表 木村彩乃)

[インタビュアー]

国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)

代表 木村彩乃

渉外チーム 三輪亜里沙

続きは後編をご覧ください。

※(特活)国際協力NGOセンター(JANIC) HPのNGOスタッフインタビューで紹介している記事を掲載しています。 

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