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『地域も元気!世界も元気!』 団体活動インタビュー

(特活)ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン<前編>

<お話を伺ったスタッフの方>

ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン

事務局長代理 山崎顕太郎さん

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山崎さんからのメッセージ 

「私たちの行う国際協力の特徴は、『家』、そして地域に根ざした活動にあります。国内外で行っている私たちの活動への参加を通じて、世界の現状を知り、そこから自分にできることは何か?と考えてもらう。そういうチャンスを出来るだけ多くの方々につかんでもらいたい。小さな一歩が世界を変える、そんなキッカケに携わることができたらと思っています」。

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ハビタット・フォー・ヒューマニティ(以下、ハビタット)は、住宅を建てることでコミュニティを築き、将来に向けた生活への自立を促す活動を行っている国際NGOです。今 回は、その日本支部であるハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン(以下、ハビタット・ジャパン)で事務局長代理を務める山崎さんにお話を伺いました。

家を建てることで平和を築く

もともとハビタットは、アメリカのジョージア州アメリカス近郊で、地域の人種差別問題を解決するために住宅建築支援を行う団体として設立されました。1976年の設立以降、 これまでに世界約100の国と地域で活動を続けています。そして、日本においても、ハビタットの行うボランティア活動に参加を希望する人が増え始めた2001年、その受け入れの窓口として日本支部であるハビタット・ジャパンが開設されたのです。

設立当初からの開発支援、そして緊急支援へ

ハビタットは、「家を建てる」ことを軸とした支援活動を世界各国で実施しています。主な活動の内容としてまず一つ目に、1976年の団体設立以来取り組んでいるグローバル・ヴィレッジプログラム(Global Village、通称GV)と呼ばれる海外住居建築活動が挙げられます。GVでは住居建築ボランティアを現地へ派遣し、貧困住居問題解決に向けて現地スタッフ、地元住民と共にプロジェクトを進めます。

そして二つ目の活動として、昨今、その重要性を増してきた被災者支援事業があります。2004年12月に起きたインド洋沖大津波による大災害への対応を大きな転機として、団体設立当初より行ってきた開発支援に加え、地震、津波、洪水などの自然災害による被害を受けた人々のための住居建築・修繕活動にも力を入れています。

ハビタット・フォー・ヒューマニティ・・ジャパン

インドネシアでの津波被災者家族とハビタットが建てた家

海外での経験を日本の被災地へ

これまで、ハビタット・ジャパンにとって被災者支援活動の対象となる地域は、主に日本以外の海外の国々でした。しかし、2011年3月11日に発生した東日本大震災以来、いち 早く日本国内における支援活動を開始。これまでの海外支援の経験やノウハウを生かし、東北での支援活動を取り進めてきました。今回のインタビューに答えてくださった山崎さんは、この震災による国内活動に開始当初から携わり、現在もプロジェクトリーダーとして現地スタッフ、そして地元住民の方々らと恊働を続けています。

「日本人スタッフが海外で得てきた経験・スキルを生かすと同時に、世界を巡るハビタットのネットワークが今回、大きな支援のかけ橋となり、 広く継続的な活動を展開できたことが何より一番大きな収穫でした」と山崎さん。国際協力に携わるNGOだからこそ可能になった支援のエピソードについて語ってくれました。

ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン

東北支援活動の様子

ユースの大きな原動力

ハビタット・ジャパンの事業内容を紹介する上でもう一つ忘れてはならないのが、ユースプログラムと呼ばれる、住居建築活動を通じて行う若者育成支援プログラムです。キ ャンパスチャプターと呼ばれる、全国約20カ所にあるハビタット・ジャパン学生支部に所属するメンバーが大きな原動力となり、ハビタットの住居建築活動や募金活動、貧困 住居問題に関する広報・啓発活動を行っています。彼らユースメンバーは、東日本大震災に関連した支援活動においても積極的に現地へ赴き、他のボランティアメンバーやス タッフと一丸となって支援に取り組んできました。

ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン

全国のユースメンバーとの研修合宿

共に汗をかき、世界を感じる。

「現地スタッフなど慣れた人たちだけで一気に家を建てるプロジェクトに取り組むほうが、効率の面では良いかもしれない。でも、ボランティアやユースのメンバーたちと一 軒一軒の家を建てることはそれ以上に価値のあることなのです」。色々な考えを持った人が集まって、汗をかきながら、地元の人々と、共通の目的に向かって一緒に活動をすることで、世界を感じる。この経験を通じて、ハビタットに協力する人々の輪が広がったり、次の活動へ繋げたりすることができる、と山崎さんは感じているそうです。

ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン

住居建築活動前にチーム(ボランティア・地元住民、大工さん)で一致団結!

<インタビューを終えて>

ユースボランティアが事業にここまで深くコミットできる団体があることに驚きました。「家」を通して若者が世界と繋がれるという素晴らしさに気付くとともに、私たち若者が今後どのように国際協力と関わっていくべきなのかを考える良い機会になりました。(JANICユース 広報チーム 粟根)

[インタビュアー]

国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)

渉外チーム 永岡さやか、広報チーム 粟根夕貴

続きは後編をご覧ください。

※(特活)国際協力NGOセンター(JANIC) HPのNGOスタッフインタビューで紹介している記事を掲載しています。

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