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『地域も元気!世界も元気!』 団体活動インタビュー

(社)日本カトリック信徒宣教者会(JLMM)<前編>

<お話を伺ったスタッフの方>

JLMM 事務局長漆原さん

「事務局長 漆原比呂志さん」

今回は、一般社団法人 日本カトリック信徒宣教者会(以下、JLMM)の事務局長の漆原比呂志さんに、JLMMの「共に生きる」精神に基づいた活動について、お話を伺いました。

共に生きることでわかる支援

JLMMは、カトリック教会を拠点にしており、人材を派遣してその地域に根付いた支援活動を行います。現在は、カンボジアに4名、東ティモールとモンゴルに各2名ずつ派遣して、計8名が現地で活動を行っています。海外とカトリック教会との連携の中で、地域で必要とされる支援を行っているため、何かに特化した支援というのではなく、環境、教育、医療等その時に必要な支援を総合的に行っています。

JLMM 東ティモール

東ティモール 地域の保健ボランティアとともに乳幼児の体重測定

貧困

カンボジアのステンミエンチャイ地区での活動は、朝から晩までゴミ集積場でゴミを拾って分別することで生計を立てている子どもたちとの出会いから、1998年に始まりました。生ゴミや注射針が散乱しているような劣悪な環境下で、身体を壊している子どもも多く、まずは簡単な衛生教育から活動を始めました。活動を進めるうちに識字教育の重要性を再認識し、クメール語の読み書きをできるようにするために『子どもの家』を作り、どんな子でも受け入れて、「子どもの家」から地域の公立学校で実際に学べるよう橋渡しを行ってきました。

クメール文字を学ぶ

カンボジア 「子どもの家」でクメール文字を学ぶ

学校で子どもが学ぶということ

「子どもが学校で学ぶということには親の理解がとても大事でした」と漆原さん。「子どもの家」の活動を行う中で気づいたのだそうです。ステンミエンチャイ地区の子どもたちは、親自身が学校教育を受けていないことやポルポト時代の影響もあって、学校教育に関心がなかったり、価値を見いだしていないということが多いそうです。そこで母親を家庭訪問したりすることで、学ぶことの重要性を理解してもらうようにし、また実際に学校に入学するための手続きの方法なども伝えています。

カンボジア 子どもの家で学ぶ子どもたち

カンボジア 「子どもの家」で学ぶ子どもたちの眼差しは真剣

医療

子どもが学習を続けるためには、長期的に考えると、子どもの体力を作っていくことや、栄養を整えること、それから必要なときに保健医療にアクセスができることが必要となってきます。 JLMMでは、子どもたちの親を対象に栄養セミナー行って、栄養について学んでもらったり、そこで石けんを配布または安く販売したりしています。さらに、地域の医療施設へのアクセスを充実させ、必要であれば大きな病院への交通費の支援なども行っています。JLMMの活動は、現地の人々との関わりの中で形づくられていくので、最初は衛生教育から始まり、識字教育、医療アクセス支援とニーズに合わせて変化しているのです。

カンボジア 母親グループ

カンボジア 母親グループがジグソーパズルで3大栄養素を学習中

NGOサポート募金について

NGO団体JANICが行っている「NGOサポート募金」の取組みについてと、それを通して感じることをお話してくれました。

「非常にありがたい制度だと思って感謝しています。実際にプロジェクトの費用を支援いただいていることももちろんですが、これだけたくさんの日本のNGOが連携して、つながって活動しているということ自体に意味があると思っています。」NGOサポート募金についてそう答えてくれた漆原さん。「つながりの中で動いていく」ことは、日本でも現地でも重要なキーワードなのだと教えてくれました。

ベトナム派遣中

ベトナム派遣中 中部プレイク郊外、少数民族のハンセン病村にて

漆原さんからのメッセージ***

「NGOサポート募金を通して多くの方から支援をいただき、感謝しています。今度はぜひ現地を見て感じて、そして関わりの中に入っていただけたら嬉しいなと思います。スタディーツアーへの参加もお待ちしています。」

<インタビューを終えて>

漆原さんのお話を伺い、「共に生きる」というのは簡単そうに見えて実は難しいことのように感じられました。それは、ただ単に隣で生きているだけでなくお互いの価値を認め、協力する必要があるからです。その価値を知り理解するためには、まず自ら行動を起こすことが重要だと感じました。 (JANICユース 総務チーム 原慶)

インタビュアー]

国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)

広報チーム 濱嶋マリアン

渉外チーム 永岡さやか

総務チーム 原 慶

続きは、後編をご覧ください。

※(特活)国際協力NGOセンター(JANIC) HPのNGOスタッフインタビューで紹介している記事を掲載しています。

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