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(公社)アジア協会アジア友の会(JAFS)<後編>

<お話を伺ったスタッフの方>

JAFS横山さん

「海外プロジェクト担当 横山浩平さん」

プロジェクトの裏にある事情

現在海外プロジェクトを担当されている横山さんは、主に現地で提携している団体との事業についての交渉、調査、評価などを行っています。現在JAFSが事業を行っているのは18カ国で、そのうち16カ国を横山さんが担当しています。「現地の方とプロジェクトを進めていく上で大変なことは?」と聞くと、「数か月で作れる井戸といっても、どこに掘るのか、誰が使うのか、一つの井戸ではまかないきれない人たちはどうなるのか、井戸の維持管理は誰がするのかなど様々な問題があります。そしてその根底には農村の貧困格差の事情があったりします。」と答えてくれました。しかし、そのような様々な事情で生まれる問題が、業者の人や現地提携団体、農村の人びとなど多くの人が集まって活動していくうちに少しずつ解決されていくときにやりがいを感じるそうです。

JAFS4

現地のスタッフと村の人たちがデング熱について話し合いをしているところ

翻訳ボランティアから見えた現地

横山さんが国際協力に興味をもったきっかけを聞いてみました。「留学後、企業で働き始めましたが、英語がなかなか使える状況ではなかったので、何か英語を生かせることがしたいと、会社からも近いJAFSで翻訳ボランティアを始めました。」と横山さん。 JAFSの活動内容を翻訳しているうちに、これまで全く知らなかった現地の事情がどんどん見えてきて、特に2003年に京都で開催された「第3回世界水フォーラム」に実行委員会として参加した際に、水の問題と他の多くの貧困問題がつながっていることを知り、「自分はこの問題に対して何ができるのだろう」と考え、スタッフとしてJAFSの活動に参加していくことを決めたのだそうです。

貧しいが、不幸ではない

横山さんは、ボランティアからスタッフになるまでの間で、国際協力に対する意識が大きく変わったそうです。「スタッフとなって本格的に活動に関わる前は、『国際協力=かわいそうな人を助ける』という意識がありました。でもやっていくうちに自分も助けられていると思うようになりました。彼らは貧しいが決して不幸ではなく力強く生きている。これは、私たち日本人の生活に欠けていることではないかと感じるようになったのです。」と横山さん。現地の生活に何が必要か、現地にある良いものを残してどうやって状況を改善していくかを考えながら日本人として日本という国に何ができるか、ということも考えるようになったと話してくれました。

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苗木を植樹しているネパールの子どもたち

アジアの可能性

ボランティア時代から数えると、JAFSとの関わりは11年になる横山さんに、これからの活動について聞いてみました。「アジアのユースのつながりに注目しています。現在JAFSでは、日本とアジアの高校生や大学生のネットワークづくりを行っています。実際に日本の学生に現地体験をしてもらうのです。現地の人と時間をかけてぶつかることで信頼関係ができていくこと、自分たちができる範囲で、何ができるかを考えてそれを実践してもらうことを学んでほしいです。」

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高校生たちがインドの自治村落にて聞き取り調査を行っているところ(インド)

<インタビューを終えて>

アジアという地域の可能性をますます感じました。生き生きとやりがいについてお話しされる横山さんがとても印象的で、アジアの一員である私たちが日本でできることを具体的に考えていきたいと思いました。(JANICユース副代表 中村衣里)

[インタビュアー]

国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)

副代表 中村衣里

渉外チーム 永岡さやか

渉外チーム 三輪亜梨紗

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※(特活)国際協力NGOセンター(JANIC) HPのNGOスタッフインタビューで紹介している記事を掲載しています。

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